石英ヒーターの魅力とデメリットとは
石英ヒーターと言うとそのイメージがわかないと言う人も少なくありませんが、最近では電気ストーブやオーブントースターなどに利用されるヒーターのことで、その特徴は遠赤外線を効果的に利用して対象物を加熱することができると言う点にあります。
一般的にものを加熱する場合には火を利用して熱するのが最も効果的と考えられている面もありますが、火の場合には熱源の温度が非常に高くなってしまい、対象に対して急激に熱を加えるため効率は良くてもその具合を制御することができないと言うデメリットがありました。
紙などの場合には燃えてしまうといった問題や、周辺の空気なども急激に加熱をしてしまうため、様々な問題を引き起こすことも多くその安全な利用には十分な配慮が必要と言う問題があったのがポイントです。
石英ヒーターは、熱源の周囲を石英で覆うことで遠赤外線のみを放出することができる非常に優れた構造を持っているのが特徴です。
そのため、周囲の空気を必要以上に加熱することなく、対象に対して遠赤外線を届けることができるため効率よく目的の温度まで加熱をすることができるのがポイントとなっています。
さらに立ち上がりが緩やかなために、急激に温度が上昇し様々な問題を引き起こす可能性が少なくなっているのも特徴で、最低限の注意を守れば安全に使用することができるものと古くから注目されてきました。
加熱の立ち上がりが緩やかなために、急激に加熱したい場合には向かないと言うデメリットもありますが、石英ヒーターは安全で緩やかな加熱を行うためには非常に適したものとなっているのが特徴です。