金属とFRPで出来た地下タンク
タマダ株式会社は、安全面を考慮した地下タンクを製造しています。
従来は金属と金属を使用した二重構造でしたが、法律の改正に伴って外郭部分をFRP素材に変更してあります。
FRPには樹脂を使用しますが、整形をする際にその樹脂を吹き付ける工法を取り入れることで、表面に継ぎ目がない仕上がりになっているのが特徴です。
また製造工程は自動化に加えて量産ライン化ができているため、価格を低く設定できています。
さらに地下タンクには設置の際に安定性を高めるためピット室を用意しなければならないものもありますが、このタンクは直接埋めることができます。
したがってピット室に使用する材料費や工事費用がかからず、工期も短く済ませられます。
そんな金属とFRPの二重構造タンクは、FRP部分がいくつもの層で構成されている形になっています。
それが強固さを実現し、タマダ株式会社製のタンクは大規模地震にも耐えた実績があります。
製造の際の検査では内殻と共にそのFRPの厚さ、加圧と減圧も20kPaの範囲に耐えられることが確認されます。
そして貯蔵するものとしては、アルコールを含有する燃料にも対応できます。
そのタンクを設置する際には圧力計を使用し、万が一の事故が起こった時にもすぐに対応できる体制で進められます。
また使用している間に漏れが発生したことを伝えるリークモニターも設置可能で、それも特に大掛かりな工事は必要なく、電気配線を繋ぐだけで済みます。